日焼け 防止

日焼け防止の効果は完璧ではないけれど…

結論から伝えておきますが、日陰にいても紫外線を防ぎきることは不可能です。

 

日陰は日向の50%ほどの紫外線量が届くため、たとえば自宅から会社までの間に日陰が多いからといって、日焼け止めを塗らなくていいなどという事にはなりません。

 

単純に、昼間は日陰に入っても普通に明るいですよね?
これは大気中の光が散乱して届くためです。
この散乱光の割合が、紫外線B波(UV-B)では高くなっています。

 

地表面の種類によって、紫外線の反射率も大きく異なっていますので、以下の数字をなんとなくでいいので心に留めておいて下さい。

 

新雪:80%
砂浜:10〜25%
水面:10〜20%
コンクリート:10%
アスファルト:10%
草地・芝生・土面:10%以下

 

そして標高が1000m上昇するごとに、紫外線は10〜12%増加します。

 

建物のなかでも、屋外の10%以下の紫外線は常にあるものと思ってください。

日陰がなければ日傘を

紫外線は南にいくほど強くなり、また季節的にも夏の方が強いのは周知の事実です。

 

だからといって、北に住んでいる方や、秋冬において紫外線対策が不要になるわけではありません。

 

上記で述べた通り、紫外線には散乱光や反射光など、太陽から直接くるもの以外にもあります。

 

状況や場所によって、同じ地域や同じ時間でも、紫外線の照射量は変わってきます。

 

単純に日向に比べて日陰では50%紫外線を防ぐことができますので、日焼け止め等のほかの日焼け防止対策とともに、可能な限り日陰を歩くことを心がけましょう。

 

そしてもっと重要なのは、日陰だけで紫外線を防げない事を知っておくことです。

 

なるべく日傘を携帯し、日焼け止めをこまかく塗り直すなどの対策は怠らないようにして下さい。

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