紫外線に過敏に反応する薬があることも知っておく
日焼け防止の観点からは、そもそも紫外線に当たらない事が大前提なのですが、それでも100%防ぐことは不可能です。
そして少しの紫外線であっても、使用している薬によってはその効果を倍増させてしまう危険性があることも知っておきましょう。
特定の抗生物質や経口避妊薬が、日焼けの速度をはやめる場合があるという事は、知っている人にとっては【常識】に近いものです。
日焼けサロンや、家庭用の日焼けマシンなどにも、「抗生物質、睡眠薬、抗うつ剤、ピル、水虫薬等を使用している場合は使用しないで下さい」といった注意書きが示されていることがあります。
ニューキノロンやテトラサイクリンなどの抗生物質は、光過敏性のアレルギー反応を引き起こします。
光線過敏症などともいわれ、太陽やそれ以外の線源による紫外線照射によって、日光皮膚炎(日焼け)をするリスクが増大してしまいます。
日焼け防止において紫外線は大敵ですが、特定の薬を飲んでいる方は、お医者さんに相談するなどしてどれくらいの影響があるか確認しておきましょう。
美肌のために日焼け防止対策をしている人には常識?
化粧品を塗布した部分の皮膚が炎症する事例もあります。
光毒性皮膚炎などとも言われていますが、紫外線が当たることで化学物質が反応し活性酸素を産み出し、その活性酸素によって細胞が攻撃されて日焼けに類似した症状を生じさせます。
そのなかで注意が必要な物質は「ソラレン」という成分で、レモンやパセリ、クロレラなどにも含まれます。
紫外線感受性を高める働きがあるため、ソラレンを飲んでから日に当たるとしみができやすくなります。
朝レモンティーを飲むのは控えましょう。
ただし、ソラレンは数時間で代謝されてしまうので、夜に摂取する分には問題ありません。
また、美肌成分として有名なレチノールですが、紫外線に弱く酸化しやすいため、こちらも朝塗ることはせずに夜のケアに利用しましょう。
日焼け防止とスキンケアについては、別途カテゴリを設けて情報をお伝えしていきます。
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